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009雑感③

前の記事でREのネタばれを含む感想を書く、と言っていたのですが
その前に、半年くらい前にまとめてたのにそのままほったらかしてた原作の感想をば。
とりあえずこれで一段落するので、決着つけときたいなーと。

これは自分の中で膨らませていた009についての考察色々をヨミ編に絡めて書いたもので、
わたしがどういう風に009を見ていたのか、の総まとめみたいなもの。
その上でREをどう見て、どう変わったのか、っていうのを自分で比べてみたくて……
面白いのは自分だけです^^^
まあ自分用の覚書みたいなものですね。
だいぶ長いし感情的になり過ぎて見苦しい部分も多々ありますが、
興味のあるかたは追記へどうぞ~^^









○みんなの大まかな動き確認
→基地を破壊&脱出(1巻)
→日本のコズミ博士のもとへ身を寄せる(1~2巻)
(黒い幽霊団からの攻撃(0010、0011、0012、0013))
(ノイエナチスとのたたかい)
→日本を出る(2巻末)
→戦争中のベトナムへ(ベトナム編)(3巻)
→ベトナムから直接エーゲ海のマグマ島へ(ミュトスサイボーグとの決戦)(4巻)
→「その後のサイボーグたちの運命を知るものは誰もいない」(4巻末)
(実はそれぞれの国へ帰国。それぞれ充実した日々をおくる)
→ドルフィン号の開発とともに博士がみんなを呼ぶ(ヨミ編冒頭)(5巻)
→地下帝国ヨミで黒い幽霊と決戦(6巻)



009の凄いところでわたしが挙げたいのは、石ノ森先生にその意図があったかは分からないけど
時間の経過とともにみんなの性格とか考え方も少しずつ変化するところ。
通しで読むと流動的な人間の心が表現されてるような気がしてくる。

ハインリヒは最初「前のからだにみれんはないが」って言ってた。
きっとヒルダを亡くしたことから自暴自棄になってた部分があると思う。
時間が経って(故郷で人から色んな扱いを受けて)、
サイボーグっていう存在の不自然さや虚しさを次第に思い知っていったんだろうな。
でも、「サイボーグは駄目で生身の人間がいい」っていう意見ではない(と思う)。
ただ自嘲気味に「こんな機械仕掛けの身体なんて」って言うことはあるけど、
彼はそもそも「人間」そのものに期待してないんじゃないだろうか。
闘いの最前列にいるからこそ人間の汚さとか愚かさがよく分かる。
彼はきっと「人間」には期待していないし「闘い」が終わるとも思ってない。
それでも闘うのは、今ここにある大切なものを守りたいからだと思う。
彼が失望し続けても絶望しないのは、仲間の存在が希望そのものだからじゃないだろうか。
みんなのために生きる、みんなのために死ぬ、ハインリヒはたぶん後者が強い。

ニヒリストっぽいところがあるのはグレートもだけど、グレートは結構茶化すよね。
ハインリヒは諦めてる節があるけど、グレートは楽しんでる(っていうと何か変だけど……)、
で、その姿勢が作中であんまり変わってない。
前半から後半まで結構出番をもらっていて、
かつキャラクターにあまりブレがないのはグレートと張々湖かな。
やっぱ年長組は昔から落ち着いてるわ。


彼らはチームだ。
悲しいくらいに「集合体」だ。ひとつひとつが細胞、ひとつが死んでも全体は死なない。
けれどひとつが死ねば大きく綻ぶ。綻ぶけれど、死なない。というより、死んではならない。


前はひとりひとりとしてでしかみんなを見てなかったけど、
今回はチームとか集合体としてのみんなのこと、
ひとりひとりの役割とかを考えながら読んでいて、
それを踏まえると最終決戦のジョーの言葉一言とっても切なくて仕方ない。
特にグッと来たのは、
「そのちっぽけな善が巨大な悪を消せるとでも思っているのか」っていう敵の言葉に
「そうおもっている!」って返すジョー。
ジョーはある点でハインリヒの正反対を行ってる。
すなわち、人間というものをどこまでも信じている。悲しいくらい人間に期待している。


セリフ無しで、ジェットがジョーの手を掴む瞬間のコマも見た瞬間ブワッて来た。


あの9人はみんな、結局自分がどうなってもいいから人間を、仲間を守る、
っていう意志でチームワークを保っているところがあって、
だからひとりひとりが幸せになれない。
幸せになったら我が身が可愛くなるから、我が身が可愛ければ闘えなくなるから。
それが堪らなく痛々しい。
世界のために闘っているのに、自分たちは小さな箱の中に閉じ込められたままだ。


サイボーグは人間か否か、
昔は「人間だよ」って即答してた。
たぶん、「機械よりは人の方が」みたいな意識があったから。でも今はちょっと違うな、って。
これは誰か他人が客観的に決めていいことじゃなく、本人が選ぶものじゃないかって思ってる。
それも「人間」「not人間」の二者択一ではなく、「サイボーグ」っていう選択肢を含めて。
もしかしたら残酷なのかもしれないけど、彼らにはそれを選ぶ権利があるし、
自分で選ばなきゃ自分を確立できないっていうか、保てないっていうか。
「あなたは人間だ」って誰かに言われても、本人が「違う」って思ってたらそれまでだもの。

サイボーグは感情によって過ちを犯す人としての部分と、
理性に律せられた機械の部分があって、
だからこそ普通の人とは違う答えを出すことができると信じている、
っていうようなジョーの台詞があった気がするんだけど、
少なくともここで、ジョーは
サイボーグであること=悪いことではない
って考えてるように見える。
わたしはこのジョーに希望みたいなのを感じた。
彼らが「人間」としての幸せしか幸せとして受け容れないのなら、
いつまでたっても幸せにはなれないけれど、
「サイボーグである」今の自分を許容してあげられたら、
今その瞬間の幸せとか、在りたい在り方を見つけられると思う。


ヨミ編の後3ヶ月はみんな静かに暮らせてたのかなぁって思うと
何か……何て言ったもんかな……

たたかいの日々に終止符を打てたんだ、っていう安堵とか
今までに黒い幽霊の陰謀の犠牲になったたくさんの人たちへの思いとか
亡くしたり、自分のもとを去って行って失った友人や家族への思いとか
いろんな過去を思って
生きている現在を思って、
この先にのびる未来が明るいものだって信じて3ヶ月過ごしてたのかなって思うとさ、
短くとも安らぎを見いだせたその3ヶ月はきっと幸せだっただろうなって。

でも、黒い幽霊の復活を予感し、そして確信したときのみんなの気持ちを考えると
もう言葉が見つからないんだよね……
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火空つばめ

Author:火空つばめ
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「全自動焼海苔吸引機」

二次とオリジナルの絵を
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ぼちぼち再開したい所存

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